宮城県

宮城県で開催されたプログラム

まだまだ私の中には色々な感慨もありますが、砧緑地に引き続き、参加させていただき本当によかったです。
今日帰りのJRの中で、本の広告のキャッチフレーズに「いい思い出はいい未来をつくる」というのがありました。

被災地の子供たちはさまざまな辛い経験をしましたが、ハッピーペインティングやハッピードールが子供たちの中に楽しいわくわくする思い出として残り、それは小さな点かもしれないけれど、もっと大きくなったらそれが線となり、もっともっと大きくなったら面となりますように。

ダンススタート!(左から レコ、まーよん)

南相馬の小学校でハッピーペインティングをしました。
音楽に合わせて踊ったあと、低学年はシャボン玉を飛ばしてその絵を描きました。次の日、高学年はジャズを聴きながら自由にクレヨンで感じたまま描きました。
校長先生も教頭先生も、「学校ではカリキュラムに従って時間に追われアートを楽しむことはむずかしいけれど、こうやって環境を整え下さり、自由な感性で描かせると子供たちは生き生きしますね。」とおっしゃってくださいました。親を亡くした子供たちもいるそうです。シャボン玉を見ながら歓声をあげた子供たち。その
歓声は希望の光だと思いました。福島は震災で勉強が遅れているので、アートに特別な時間を割く小学校は少ないようですが、理解あるこの小学校に感謝しました。

 

 

東松島の仮設住宅でハッピーペインティングをしたとき、
一番乗りしたAちゃん。終わってもなかなか帰らず名残惜しそうにしていました。たまたま南相馬から来ていたKちゃんと仲良くなり、二人は帰りに住所交換しました。
Kちゃんも自宅を流され避難生活を経験していました。Aちゃんは、親と二人暮らしだそうです。ハッピーペインティングを機会に、二人が交流できると嬉しいなと思い
ました。
子供たちに少しでも明るい未来をプレゼントできるアーツ・フォー・ホープの活動はすばらしいと思います。
10年続けたとき、小学生はもう自分の将来を決められる年齢になっているでしょう。
その子たちがまた未来につながる子供たちに明るい未来をプレゼントできるようになってほしいなと思います。

左から宮城チームさとち、サム、ボランティア トッシー、レコ、よっちゃん、ゆい

ありがとうございました。

written by ボランティア れこ

今回で参加するのは3回目でしたが、毎回、子供達の笑顔を見る事が出来、いつも楽しく参加しています。

以前は別の団体に所属して宮城県と岩手県は何度か行っていたのですが、南相馬へ行くのはARTS for HOPEさんの活動からです。いつも感じるのは、南相馬の子供達はとても素朴で可愛い!もちろん仙台や岩手、東京の子供達も可愛いのですが、南相馬の子供達は数倍も可愛く感じます。不思議ですね。それは田舎だからというより、南相馬という土地柄がそうなのかなぁと。

絵の具を使うのは今回初めてでしたが、絵の具で楽しそうに遊ぶ子供達が、とても嬉しそうで楽しそうで、こっちも嬉しくなりました。
全身が絵の具だらけになってハイテンションで喜んでいる子供達が凄かったです。服が汚れる、とかそういうのはどうでも良くなってきて(着替えを忘れていたので)、私もズボンが絵の具だらけになってしまっていました。
手も足も絵の具だらけになって、この年になって絵の具だらけになるというのは、
とても新鮮でしたね。

震災から1年以上が経ち、東京をはじめ非被災地では、何となく震災の事は忘れられているなぁとしみじみ感じます。
けれど、被災地では復興がやっと始まったばかりで。見た目では被災地は落ち着いたように見えるけれど、実際はそんな事はなくて。大変だけど生きていかなくてはならないから生活している。世間では、東北の事を色々批判する人が多いけれど実際に足を運んで、行って自分の目で見ないと、それは分かりません。
だから私は、行ける限りは、ちょくちょく行ってその目で現状を見続けて行きたいと思います。

東長町児童館の先生と一緒に

自分が出来る事は少しでも続けて、少しでも役に立てたらいいなと思います。

written by ボランティアスタッフ にっしー

ちょうどお昼の12時。お昼ご飯を早めにすませた女性たちが、どんどんと会場へと集まってきて、「ハッピードール」はスタートしました。

何度も訪ねたことのある集会所で、みなさんも勝手がわかっているということもあるのでしょうが、参加者の方々はそそくさと自分の座る場所をみつけ、作品づくりをスタートさせます。

全員大人の女性ということもあって、わたしたちスタッフは、針に糸を通すのを頼まれたり、ひもとおしを手伝ったり、好みにあった布地を捜したりといったあんばい。

おしゃべりをしながらの手仕事は、寒い冬の日にはよけいにホッコリとした気持ちになります。

「ハッピードール」といいながら、人形らしきものができたのは2体で、他のみなさんは針山や、ケーナや太鼓のばちを入れる袋、クッションなど、実用的な作品をまたたくまに仕上げてゆきます。

仕上げるまでの真剣さを見ていると、やはり、ものをつくるってことは面白いことなのだと感じさせられます。

ちゃんとお裁縫を習ってきた方達に「指ぬき」がないこと、「ひも通し」や「ゴムひも」などは用意しておいた方がよいとちゃんとご指摘を受け、次回の予約を承ったスタッフでありました。

Written by Osamu & Satomi

« Older entries    Newer entries »

ページのトップへ