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幻のお酒 鼎心(かなえ)

 

ARTS for HOPEの活動で宮城県気仙沼市を訪れた際、

現地メンバーの小関さんに案内された酒屋で、

奇跡のお酒と遭遇しました。

 

その名も「鼎心(かなえ)」

このお酒は、地元の宮城県本吉・気仙沼地方で作った酒造好適米、
いわゆる「酒米」を100%使用して醸し出された、[本物の地酒]です。

本当の意味で地元に根ざした酒づくりを願い、

『平成の大凶作』と呼ばれた平成5年から3年かけて酒米づくりから挑み、

まさに汗と涙の結晶でようやく完成したのがこのお酒です。

ああ!それなのに!

無残にもあの大震災で、店も何もかもが流されてしまいました。

苦労して開発した酒米づくりさえ、未だ見通しが立っていません。

 

踏まれても立ち上がれ!

プレハブの酒屋で再出発!

 

しかし、奇跡的に守られたお酒がありました。

それが、この「鼎心(かなえ)」でした!

大震災のまさに前日、作りたての「鼎心(かなえ)」を

地下の貯蔵庫に収めたのだそうです。

それが、このお酒を奇跡的に津波から救うことになりました。

現在は仮設住宅に住まわれ、プレハブの仮店舗で懸命に生きています。

そんな大越商店をどうぞ、皆さんも応援して下さい!

大越商店
宮城県気仙沼市本吉町寺谷88-13
(旧 本吉町大谷303)
TEL・FAX:0226-44-2211

 

大越さんは小関さんのもと教え子だそうです。

 

written by Masako

 

 

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