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美しい海と瓦礫、そして台風15号

台風15号接近のニュースの中、東松島、石巻、女川に出かけました。
一寸先も見えない状況で高速を走りましたが、白河で通行止め。
下道はあまりに渋滞なので1本海沿いの道を行こうとしたら、道の向うから押し寄せる水。先に行くのをあきらめ、カメラで後ずさりしながら撮影。ところが1歩後ろは川。(阿武隈川の氾濫でした)迂回した道は突然の土砂崩れ。更に次の道は、横は奈落の底の山道。しばらく行くと対抗車。双方睨みあいの結果300メートルぐらいバックしてもらいました(感謝)事故でひっくり返った車を横目に、道路冠水と流木や瓦礫の障害物を皆で手分けして片づけながら進む。
旅館の10メートル手前も冠水。サンダル履きで深さを確認して突破。
着いたのは出発から約13時間後の日が変わって朝の4時過ぎ。宿は停電。しばしの休息。夜が明けてみると美しい海と瓦礫。

この日の活動は午前中は東松島の仮設のhappy doll。
楽しみにしていたと大勢集まってくださり、クリスマスの再訪の約束も。
午後は石巻の学童のhappy painting。はじけて笑っていたその子はお母さんを亡くした子だと後から知りました。 

震災から6カ月たって、皆状況を冷静に考えられるようになった分、悩みや不安に押しつぶされそうになっているとか。一時でも嫌なことを忘れることが一番嬉しいと言ってくださいました。
今回はすごくサバイバルでしたが、その分そんなにまでして来てくれたと喜んでもらいました。

written by ボランティアスタッフ COCO

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