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Wonder Art Studio



Wonder Art Studio

Wonder Art Studio設立の背景と経緯―障がいとの関わりについて

このたび仙台に、障がいの有無を超えたボーダレスなアートスタジオを開設するにあたり、障がいとの関わりと経緯について、改めて自分を振り返る機会となりました。

私の祖父は山形県米沢市で結核療養所を前身とする病院を開院しておりました。それ故、幼少時より、救えない命があることを知り、様々な障がいがある人々をみて育ちました。

小学校時代は特殊学級のある小学校(東京都目黒区立菅刈小学校)に通い、そこで、知的障がいや脳性小児麻痺の学友たちが虐められたり差別を受ける現場も目にし、たびたび行き場のない悲しみや憤りに襲われました。そして、何かおかしいと感じました。
それが障がいと関わることになる自分の種となったのではないかと思います。

中学時代は、ボランティア活動をしている大人に紛れて、当時仙台にあった知的障がい者施設、亀亭園という施設の手伝いに行ったこともありました。

高校、そして米国の大学で芸術を学んだ留学時代には、欧米のアールブリュットやアウトサイダーアートと称される障がいをもつ人々の作品群とアーティストたちを知り、その魅力に引き込まれ、様々なアーティストや作品と出会ってきました。

そして帰国後、美術館のキュレーターを経て独立し、最初に企画オーガナイズした展覧会が「Art in Paradise-アメリカのアウトサイダーアート展」で、全米の知的・精神・身体障がい者などのユニークな作品とアーティストたちを紹介する展覧会でした。
Art in Paradise

その展覧会を通してアートが救いになることを確信し、ホスピタルアート活動のフィールドワークを始動しました。そして、全国と海外の病院はもとより、知的障がい者施設でのアートプログラムや、病院での精神科作業療法プログラム、重度心身障がい児者施設でのアートイベントなど、要望に応じた創作・表現活動の実践経験を重ねてきました。
Hospital Art Lab

東日本大震災後は被災地の応援活動を始め、続ける中で、障がい児者のフォローが後手に回る各地の深刻な状況を知りました。また、宮城支局の人員募集で聴覚障がい者を採用することで、聴覚障がい児者の内部事情や水面下の問題も知ることとなり、これらスタッフを通じて聴覚障がい児と重複児者対象のアートプログラムの要請が一気に増えました。
その過程で、彼らが安心してアートを楽しみ、集える居場所、交流できる場を求めていることも強く感じ、要望も頂きました。同時に、聴覚障がい者同士でつながり、他には閉じた社会で生活しがちな現状をみるにつけ、障がいの有無を超えて人間同士理解し合い、アートを通じて緩やかにフラットにつながれる場をつくりたいと考えるようになりました。
ARTS for HOPE

このWonder Art Studioでそれが実現できることを願い、努めてまいりたいと思います。

Wonder Art Production/Hospital Art Lab./ARTS for HOPE
代表 高橋雅子

【Flyers of Wonder Art Studio】

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