1_事務局メンバー

事務局メンバーからの活動報告です。

公益社団法人日本フィランソロピー協会が主催する
東日本大震災の復興支援チャリティコンサートに
「ARTS for HOPE」が招待されました。
音楽を愛するひとたちの温かな演奏に酔いしれた至福のひと時。
コンサートの収益の一部をご寄付いただきました。
関係者の皆さま、会場にいらした皆さまに心より御礼を申し上げます。

AFH代表、高橋による活動紹介

 

災害ボランティア住田町基地

もと小学校校庭はテントの花

昨晩の隣人はいびきが豪快

今回の活動で2晩お世話になったのが、
陸前高田市の災害ボランティア住田町基地である。
「被災地に光を 戦士に活力を」
入口左右には、こんなメッセージが大きく掲げてあった。

初日は全国から集まったボランティア諸氏で大混雑。
大船渡の活動を終えて、夜遅くに着いた我々に残されたスペースは無く、トイレと洗面所に通じる廊下で眠るよう、指示された。
しかしかなり冷える晩。「車中泊の方がずっといいなあ・・・。」と、がっかりしていたら、消燈後に談話スペース?に移動して良いとお慈悲あり。救われた。実にありがたい。

翌朝、同行者のゆいちゃんが、キラキラした瞳で耳打ちした。「まさこさん、お風呂があります。ぬるいけど入れます!」
わあ~!お風呂なんてうれしすぎるぅ!すぐ行こう!途中で行き交う人すべてに、元気な「おはようございます!」を投げ、ボランティア手作りのお風呂に入った。
かなりぬるい。・・・いや、むしろ寒い。だけど気持ちいい!ボランティアに来て朝風呂入れるなんて思わなかった。
でも、なぜみんな入らないのかしら・・・?

わがチームに戻るやいなや、非難轟々。
「お風呂入ったのお?いけないんだよお。信じられな~い。」「えっ。そうなの?誰もとがめなかったよお。」
どうやら夕方の1時間半のみ入ることが許されているらしかった。失敗、失敗。

住田町基地を後にすると、東松島市の子育て支援施設「ほっとふる」へ向かった。

震災後にここでスタートする「スマイルプロジェクト」の記念すべき第一回目にARTS for HOPEの「ハッピードールプロジェクト」が招かれたのだ。58人の参加者に施設職員6名と我々AFHが6名で、会場の部屋は満員御礼だった。

お母さんから離れない子どもも多いけど、まだ笑うことが難しい子もいるけれど、おしゃべりしながら、みんな夢中で作っている。

ここの利用者の子どもも何人か亡くなったらしいし、避難所にいた時の大変な体験談なんかも聞こえてくるけど、みんな前を向いて、一生懸命生きていることが伝わってくる

子どもたちはみんな、お母さんが作ったものが大好きだ。大事な、大事な、宝もの。
みんな、大事な作品を抱えて、晴れ晴れとした顔で帰って行った。

震災後3ヶ月くらいは、職員の皆さんたちも、泣いてばかりいたと話して下さった。

しかし、今はもう、この笑顔!拍手喝采を送りたい。

Written by Masako

6/25午前、大船渡市・盛小学校にある『さくらりっこ』という児童クラブで、
子どもたちと絵を描いた。
いつも一緒に過ごしている子どもたちは仲良しで屈託がなく、お弁当をほおばりながら
「ひょうはひてふれてうれひかった(今日は来てくれて嬉しかった)」
と言われた時にはかわいさのあまり意識が飛びそうになった。

午後はリアスホール(避難所)入り口の気持ちの良いオープンスペースで、
Happy Dollを作った。
長時間飽きもせず、初めての針仕事に没頭していたのは小学生の男の子で、
作ったのはDSを入れる袋と、カセット入れだった。

 

この子どもたちは美しい大船渡の海を知っているひとたちなのだと、つくづく思う。

written by Yui

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