3_ボランティアスタッフ

ボランティアスタッフによる活動報告です。

東日本大震災のニュ-スを留学中のドイツの報道で知りました。
地震、津波、、続々と入ってくるニュ-スに驚き、不安になるだけで、
ただただ、テレビ、インタ-ネットに噛り付いているだけで、何もできない自分に
苛立ちが隠せない日々をすごしていました。

夏休みには、必ず日本に帰ろう、そして現地で何かお手伝いができればいいと
今回、9月11日宮城県仙台市にある「あ-とらんどくらぶ」の
Happy Painting Projectに参加させていただきました。

ゲストのMAYA MAXXさんと
障害をもつあ-とらんどくらぶのメンバーとのコラボレ-ションは
自由で想像が豊かで、絵を描くことで自然にコミュニケ-ションができる
とても、アットホ-ムな時間が流れていました。

メンバ-はみんな、人なつっこく、笑顔であふれていました。
震災後あらゆる面で後回しにされ不自由な生活をしていた彼らが
やっと再開したくらぶで仲間と先生たちと再会し
やっと笑顔になることができたと
後からスタッフさんの話を聞いたときは、胸が痛くなりました。

今回一番のハプニングは、ゲストのMAYA MAXXさんが、少し席をはずしたときに起こりました。
それまで、一人一人思い思いの絵を描いていたメンバ-が
MAYAさんの描きかけていた、黒くて大きな山にも家にも見える絵に自然に書き足し、
コラボレ-ションをはじめました。
そこには、川が流れ、電車が走り、色とりどりの果物、生命力にあふれる人間の姿や、動物、
まるで復興をした町を描いているようでした。
そして帰ってきたMAYAさんを驚かすことになります。

またMAYAさんが「絵を描くとき 紙と目の距離が彼らと一緒だ」と言ってたのが印象的でした。
絵を描くことで、何かを忘れられ、絵を描くことで人とコミュニケ-ションを取る楽しみは、
共通なものなのだと共感します。

ひと時でも、今回のボランティアに参加でき、とても大きな体験をしました。
複雑な思いもありましたが、ドイツに戻って、周りに私が体験したことを少しでも
多くの人に伝えられたらいいと思います。

written by ボランティアスタッフSaori

今回、初めて参加させて頂きました。ツアーの最初のワークショップということで、どのようになるのかな?何人集まるのかな?みんな楽しんでくれるのかな?と、自分自身、初参加ということもあり、会場に着くまではあれこれ思いが交錯していました。

会場に着くと、部屋がちょっと狭いかな?と思うくらい、多くの元気一杯な子供達が集まってくれていました。

早速準備をして、MAYAさんの進行でワークショップは始まりました。MAYAさんのお話を聞いてから、ねこの絵を描いている頃は少々戸惑いが感じられましたが、少し遠慮がちに手に絵の具を付ける所からスタートしたHAPPY PAINTINGで一気に元気が爆発した子供達。実に生き生きとした顔へと変わっていきました。
手に足に、色々な色をつけて、思い思いに自由にキャンパスへつけて行くその光景はその時の参加した皆の心が良く表れていたんじゃないかなと思いました。あまりの楽しそうな姿をみて、周りで見ていたお父さん、お母さん方も密かに混ざってやってみたい!と思われていたかもしれません。

かくいう私も子供達からシャツにズボンに一杯色をつけて貰いました。東京から運転して着いてからのワークショップでしたが、疲れもふっとび元気になる位に私も楽しませて頂きました。盛大に終わった後、来られていた保護者の方々が積極的に手足を洗う等々の片付け作業をお手伝いしてくださり、そのことも印象に残っています。良きワークショップだったからこそでしょう。

本当に良き体験をさせて頂きまして、ここに集まった全ての人に感謝の気持ちで一杯となる時でした。
written by ボランティアスタッフ Keigo

今回の活動を振り返って、本当に子どもたちやお年寄りの方々の
笑顔が印象に残っています。
夢中で絵を描いてみたり、裁縫をしてみたりする中で、
本当にどの人たちも良い表情をしているなという印象を受けました。

今回の活動を振り返って、本当に子どもたちやお年寄りの方々の笑顔が印象に残っています。
夢中で絵を描いてみたり、裁縫をしてみたりする中で、
本当にどの人たちも良い表情をしているなという印象を受けました。

今回のようなイベント(Happy Color Project やHappy Doll Project)みたいに、
何か夢中になれるようなことを提供してあげることが大切だなと強く感じました。

被災地視察では、五か月経った現在でも本当に目を覆いたくなる光景の連続でした。
ぐちゃぐちゃの車に、おぞましい姿の建物、港に突きささった大型船など、
恐怖心すら感じる光景でした。

しかしそこには、工事関係者の方や警察官、仮設住宅に住まれる方、祭りに集う人など
多くの人々の姿がありました。
町が壊滅になってしまった今、そこにいる方たち一人一人が復興に向けた大事な財産だなと思いました。
だからこそ、その人々に少しだけでも、一瞬でも笑顔を届けることは本当に意義深いことだなと感じました。

同時に、この活動を継続的に続けていくことが大事なのかなとも思います。

また機会がありましたら、是非とも参加させていただきたいと思います。

written by ボランティアスタッフ Daisuke

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