2_現地メンバー

現地メンバーからの活動報告です。

1月も半ば過ぎという日にちになってしまいましたが、岡田児童館に集まる学校帰りの小学生のみなさんと、オリジナルカレンダーづくりのワークショップを楽しみました。

やはり、1枚の画面に1年間の日付が印刷されているタイプの用紙のためか、12ヶ月のなかにあるイベントや、季節の果物野菜などを意識して制作する子どもたちも多く、「8月は何の果物?」「10月にはなにがあったっけ?」との質問に答えることもしばしば。隣で描いている友だちが発見した新しい手法は、またたく間に広がり進化を遂げます。

ここ岡田児童館でもシールは大人気で、夏の思い出“花火”を描くのにも大活躍。その他にも“花びら”になったり、“動物の目鼻”になったりしていました。

スタッフが初めて見たすご技の持ち主は、両手にペンを持って作品を描いていた男の子。右手左手に持ったマジックで、ビート感のある格好いいカレンダーを仕上げてくれました。

これから1年のあいだ、おうちの茶の間や勉強部屋で、ここ岡田児童館で作ったカレンダーが飾られることを願うばかりの、私たち仙台チームスタッフでありました。

Written by Osamu & Satomi

極寒、そして雪が舞い散るという悪天候のなか集まってくださったのは、ヨチヨチ歩きのお子さんをもつお母さんたち12名でした。

チョコマカと動き回るチビさんたちに目配せをしながら、ハッピードールはスタート。やはりそこは大人の仕事といった感じで、手順がしっかりとした丁寧な制作過程をみることができました。

布地を選び、つくりたいものの形を線で描き、切り抜き、縫製をすすめる。日頃から知っているメンバー同士ということもあってか、じいちゃん、ばあちゃんのこと。兄弟たちが通う学校のことなどに話を弾ませながらの手仕事となります。

そのあいだ、子どもたちは絵本を見たり、お絵描きをしたりといった感じですが(こちらは児童館の職員の方たちがサポートして下さいました)、そこここで、眠くなったり、転んだり、別の子にママのひざをとられたりと、子どもたちの元気な泣き声も頻繁に響き渡ります。

ぐずる子をおんぶして、また針を動かし始めるお母さんの姿の、格好良くたくましいこと。

チビちゃんに手がかかりすぎて、つくっていたライオンを途中で断念したお母さんには、たてがみ用に選んでいたプリントの布地をプレゼント。「うちでつくるからね!」といううれしい声をいただきました。

キティちゃんや、アンパンマン、うさぎちゃんという定番の他、魔法の杖という大物も仕上がり、ワークショップもお昼頃にお開きとなりました。

しかし、この寒さの中、子どもたちの大部分は裸足なのです。まさに、あの小さなからだに満ちるエネルギーこそ、これからに向かっての力強さ。そんな感じがするのでありました。

Written by Osamu & Satomi

今回のワークショップ「もようをみつけよう!」は、6種類の幾何学模様を印刷した紙を見て、そのなかに色々なかたちを見つけ出し、色を塗るというもの。

本来は集中して、比較的静かな時間が過ぎるタイプのワークショップのはずなのですが、始まる寸前まで男子たちがドッジボールで盛り上がっていたせいもあってか、かなり息の弾んだスタートとなりました。

けれど、ワークショップが始まり、ひとりひとりが自分で選んだ紙を見つめだすと、「ほら、ここに十字架」、「ダイヤモンドも見える!」、「星がたくさん、ここにもあるよ」と、幾何学模様のなかに自分なりのかたちを見つけ出すことに夢中になってゆきます。

色鉛筆で丁寧にひとつずつのパーツを塗り込んでいく子。大胆に大きいリボンのかたちを見つける女の子。見つけたかたちに目や口のパーツをつけて、キティちゃんやミッキーマウスも次々に誕生します。模様のなかに点在するオブジェをみつけては静物のように塗り分ける子。星座をみつける子もいました。

しかしなかでも圧巻だったのは、その模様の線を、色を変え、つなげて作品を仕上げていった男の子の発想でした。それは、レースの模様にも見え、あるいは顕微鏡で覗いた生物や鉱物のミクロの世界のようでもある美しい作品でした。

傾向からいって、静かに進む内容になるだろうと考えていた「もようをみつけよう!」のワークショップ。ドッジボールからの流れで、ビュンビュンとスピード感のある展開となった2時間でした。

Written by Osamu & Satomi

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