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今回のワークショップ「もようをみつけよう!」は、6種類の幾何学模様を印刷した紙を見て、そのなかに色々なかたちを見つけ出し、色を塗るというもの。
本来は集中して、比較的静かな時間が過ぎるタイプのワークショップのはずなのですが、始まる寸前まで男子たちがドッジボールで盛り上がっていたせいもあってか、かなり息の弾んだスタートとなりました。
けれど、ワークショップが始まり、ひとりひとりが自分で選んだ紙を見つめだすと、「ほら、ここに十字架」、「ダイヤモンドも見える!」、「星がたくさん、ここにもあるよ」と、幾何学模様のなかに自分なりのかたちを見つけ出すことに夢中になってゆきます。
色鉛筆で丁寧にひとつずつのパーツを塗り込んでいく子。大胆に大きいリボンのかたちを見つける女の子。見つけたかたちに目や口のパーツをつけて、キティちゃんやミッキーマウスも次々に誕生します。模様のなかに点在するオブジェをみつけては静物のように塗り分ける子。星座をみつける子もいました。
しかしなかでも圧巻だったのは、その模様の線を、色を変え、つなげて作品を仕上げていった男の子の発想でした。それは、レースの模様にも見え、あるいは顕微鏡で覗いた生物や鉱物のミクロの世界のようでもある美しい作品でした。
傾向からいって、静かに進む内容になるだろうと考えていた「もようをみつけよう!」のワークショップ。ドッジボールからの流れで、ビュンビュンとスピード感のある展開となった2時間でした。
Written by Osamu & Satomi