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災害ボランティア住田町基地
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もと小学校校庭はテントの花
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昨晩の隣人はいびきが豪快
今回の活動で2晩お世話になったのが、
陸前高田市の災害ボランティア住田町基地である。
「被災地に光を 戦士に活力を」
入口左右には、こんなメッセージが大きく掲げてあった。
初日は全国から集まったボランティア諸氏で大混雑。
大船渡の活動を終えて、夜遅くに着いた我々に残されたスペースは無く、トイレと洗面所に通じる廊下で眠るよう、指示された。
しかしかなり冷える晩。「車中泊の方がずっといいなあ・・・。」と、がっかりしていたら、消燈後に談話スペース?に移動して良いとお慈悲あり。救われた。実にありがたい。
翌朝、同行者のゆいちゃんが、キラキラした瞳で耳打ちした。「まさこさん、お風呂があります。ぬるいけど入れます!」
わあ~!お風呂なんてうれしすぎるぅ!すぐ行こう!途中で行き交う人すべてに、元気な「おはようございます!」を投げ、ボランティア手作りのお風呂に入った。
かなりぬるい。・・・いや、むしろ寒い。だけど気持ちいい!ボランティアに来て朝風呂入れるなんて思わなかった。
でも、なぜみんな入らないのかしら・・・?
わがチームに戻るやいなや、非難轟々。
「お風呂入ったのお?いけないんだよお。信じられな~い。」「えっ。そうなの?誰もとがめなかったよお。」
どうやら夕方の1時間半のみ入ることが許されているらしかった。失敗、失敗。
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住田町基地を後にすると、東松島市の子育て支援施設「ほっとふる」へ向かった。
震災後にここでスタートする「スマイルプロジェクト」の記念すべき第一回目にARTS for HOPEの「ハッピードールプロジェクト」が招かれたのだ。58人の参加者に施設職員6名と我々AFHが6名で、会場の部屋は満員御礼だった。
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お母さんから離れない子どもも多いけど、まだ笑うことが難しい子もいるけれど、おしゃべりしながら、みんな夢中で作っている。
ここの利用者の子どもも何人か亡くなったらしいし、避難所にいた時の大変な体験談なんかも聞こえてくるけど、みんな前を向いて、一生懸命生きていることが伝わってくる
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子どもたちはみんな、お母さんが作ったものが大好きだ。大事な、大事な、宝もの。
みんな、大事な作品を抱えて、晴れ晴れとした顔で帰って行った。
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震災後3ヶ月くらいは、職員の皆さんたちも、泣いてばかりいたと話して下さった。
しかし、今はもう、この笑顔!拍手喝采を送りたい。
Written by Masako