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福島県いわき市 避難場所 湯本高校


湯本高校をようやく探し当て、校門から坂を上がっていくと

道路が地震で陥没していた!

とにかく気を取り直して、避難場所の体育館へ向かう。

中に入ると、避難所の係りの皆さんが温かく迎えてくださった。

ここでは、体育館中ほどの空きスペースに毛布を敷いてスタンバイ。

机や椅子があまりないとのことで、車座になって始めた。

ちょっとしたピクニック気分!


だから、こんなにリラックス                             この赤ちゃんはみんなのアイドル

久之浜から避難されてきた方は、沈んだ目でじっと見つめ、

全て流されてなんにも無くなってしまったことを語った。

どこの避難所でも、繰り返し、このように被災の話を聞いた。

全てが一瞬で消えてしまった現実は、そう簡単に受け入れられるものではない。

繰り返し話すことで、自ら納得し、自分と折り合いをつけていく、

そんな作業をしているように見受けられた。

プログラムが終わって帰るころには、

微笑んだり、はしゃいだり、

みんな生き生きして見えた。

避難所の責任者にご挨拶して失礼しようとすると、

「子どもたちが久しぶりに集中して、楽しそうに作っていました。

ありがとうございました。またいらしてくださいね!」

と仰ってくださった。

なにかほっとして、湯本高校を後にした。

written by Masako

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