ブログ

何かを生み出す力

亘理町 中央児童センターと、宮城県岩沼市 南児童館で
子どもたちのHappy Dollづくりのお手伝いに参加して来ました。

 

最初は「ぜったいやらねえ」なんて抵抗していた子も
まわりの子たちの作業が進むにつれて「何作ってるの?」と興味を示したりして
布を手に取り、何かのかたちを描いていました。
だんだんかたちが見えてくると、あれをつけよう、とか、ここ穴開けて、とか
本人も夢中になっているのが分かります。

私は今、仙台に住んでいるのですが、
震災からひと月あとに引っ越して来て、震災当日はこちらにいなかったこともあり、
市街地も一見もとどおりになったように見えていたり、
当時の状況を目の当たりにしないまま、今に至ります。
亘理駅までからはまだ電車が通っていないとか、
海沿いのほうからも子どもたちがこちらの児童館に来て、
などの話を聞くにつれ、なんとかここまで来たんだ、と痛感しました。

なくなってしまったものは本当にたくさんあると思いますが、
こうして作ることを楽しいと思えること
そして新しく何かを生み出す力が、自分の中にあることを知ることは
子どもたちにとっても貴重な時間だったのでは、と思います。

時間が迫って「あともうちょっとしたい!」と言っていた子たちも
ぜひ家で続きをつくってほしい、
そして次は何をつくろうかな、と思ってほしいなあと思いました。

楽しい時間のお手伝いができるように、
引き続き参加させていただきたいと思っています。

Written by Tomoko

ページのトップへ