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石巻に着いて、仮眠もできずに一歩二歩…
気が付いたら駐車場から2キロ近くも歩き海に出ていました。
海に近づくにつれて建物の崩壊状態がひどくなり、悪臭が立ちこめていました。
川はアブクが発生し、お墓はなぎ倒され、
畑だったところが黒いがれきに埋め尽くされて…
絶望と空虚な景色が辺り一面に広がっていました。
こんなところでいったい何ができるのか…
正直不安でいっぱいになりました。
しかし子どもたちの笑顔は被災地だろうと、住むところが無くなろうと、
変わることが無くとても眩しかったです。
その無邪気な笑顔に励まされたり、癒されたり、感動したり…
子供は宝とよくいいますが、今回ほど実感したことはありませんでした。
子どもたちの屈託のない笑顔に僕の方が元気をもらってしまった感じです。
あの笑顔に救われて今回の活動を乗り切れた気がします。
大人にはその笑顔を守る義務があります。
今回の未曾有の被災で現地の大人たちも大変な苦労だと思います。
決して表には出さないでしょうけれども被災地のみなさん心に大きな傷ができていると…
おこがましいですが、
少しでも現地のみなさんの負担を軽減することができたのであれば良いのですが。
今まで以上に世の中の多くの人々が被災地の子供の笑顔を守るために、
さらなる復興支援を考えて実行してくれる事を願っています。
僕もこれからも長いスパンで色々な活動に積極的に参加したいと思いました。
ARTS for HOPEの活動で今改めてそう思いました。
Written by ボランティアスタッフ Shige