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宮城県気仙沼市 旭が丘学園を訪ねて

色々な事情で親と離れている子供たちの施設、旭ヶ丘学園は
震災で直接被災していないが、付属施設が被災して、
そこの子供たちと先生が移動してきたと聞いた。

今回の気仙沼活動のお世話をして下さった佐藤さんは、
港より30分ほど離れた山の方にお住まいなので、直接に被災されていないが、
3月11日からまるで時計が止まったような日々で、遅い桜が咲いた5月になって初めて、
あ、春が来たのだ、と気がつき、冬服を脱いだ、とお話しされていた。

この地域の方々は皆多かれ少なかれ被災しているのだ。
この施設の子供たちも様々な影響を受けているのだろう。

到着したら、近づいてきた男の子に、どう見てもやさしそうには見えない私に対して、
僕のことだっこ出来る?と聞かれ、よーし、抱っこしてみようか!

えい、ちょっと重いけどだっこ出来るよ!と答えたが、心が溶けてしまった。
何のことはない。私が心のケアをされてしまった。

準備を始めたら、一生懸命荷物運びしたり、養生シートを貼ったりするのを手伝う子どもたち。

すでに私達のことを先生から聞いていたのか、今日はお人形つくりはしないの?と、聞いてくる子。
皆本当に可愛い。

子どもたちはおかたづけも、手伝ってくれた。

くっついて来て、今日は楽しかった、と言いに来た一番小さな子。
こんなに小さな子なのに、東京から来た私達を気遣ってくれているのかしら。

最後まで私が心をいやされた旭ヶ丘学園のこどもたちとの3時間だった。

この施設に入所して間もないらしい女の子が、
終始下を向いて言葉を発しなかったので気になったが、
最後までお絵描きは黙々とおこなっていたので、うれしかった。

復興への道は永く、これから人々の不安はより大きくなるかもしれない。

まだ私にはこの活動の行きつく先が分らないけれど、
今、このことにかかわるチャンスをいただいたので、
目の前にある出来ることを続けていきたいと思った初めての現地活動でした。

Written by Atsuko

本日のメンバー:左から

ボランティア(ドライバー)あきらさん、宮城現地リーダー小関さん、
今回の宿泊やプログラムコーディネイトでお世話になった気仙沼の佐藤さん
事務局のあつ子さん、ボランティア(記録)やぶさん、事務局尚ちゃん

皆さん、お疲れ様でした~。

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