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AFHボランティアレポート その2

8月4日~6日の3日間、仙台と気仙沼のボランティア活動に参加させていただきました。
AFHの活動参加は今回で2回目になります。

前回参加したときからひと月以上経過しており、瓦礫がまだまだ山高く積まれている土地にも
緑が生い茂っていました。
そのため、景観が少し優しく感じられ、震災の傷跡を包み込んでいるようでした。

さて、活動の2日目に向かったのは気仙沼市の古町児童館。
ここでは20名程度の乳児から小学生までの子供たちと一緒に、
大きな紙を前にHappy Painting Projectを実施しました。

最初は手や服が汚れるのをいやがってか、指先だけに絵の具をつけて、
黙々とドラえもんを描いていた男の子。描いていくうちに、指先だけにつけていた絵の具が
徐々に指全体に広がっていくと、その絵の具をもう片方の手で手のひらの方に伸ばしだし、
手形を付け出し、腕に絵の具を塗りだし、別の色を重ねだし…
その過程でどんどん表情が柔らかくなるのが見て取れました。

最終的には足もTシャツも絵の具だらけ。
先生や友達たちと手形・足形をつけあって、声を出して笑いながら遊んでいました。
その様子は本当に楽しそう。見ているこちらも嬉しくなってしまいました。

反面、頑に一色の絵の具(オレンジ色)しか使わず、右手以外は一切使わない男の子もいました。
「他の色は使わないの?」と聞いても首を横に振って「いい。」と。。
特に服に絵の具が付くことを気にしていたので、汚れてもいい服の準備があれば
もっと大胆に遊んでくれたかな?と思いました。
もしもう一度ここに来ることがあったら、この子の満面の笑みもみれるといいな、と思います。

そして、活動最終日に向かった場所は、避難所となっている気仙沼中学校。
ここで、(個人的に)嬉しい出来事が。
体育館の一部スペースをお借りしてHappy Doll projectを実施したのですが、
大人の方の参加が多く、お裁縫なんてお手の物。皆様素敵な作品を作られていました。
「針も糸もないからお裁縫なんて久しぶり」と仰る方がほとんどで、布や針、糸にビーズ、
どれも大切そうに持ち帰られていました。

その中のお一人が作られた巾着に私が一目惚れ。
刺繍入りの白地の布に緑色の紐を通して先端に花柄の布で作った飾りつき。
「お裁縫あんまり得意じゃないの」なんて仰っていたのですが、本当に売り物みたいに綺麗。
「売ってたら絶対買います!!」などと私が言っていたせいでしょう。
もったいなくも、いただいてしまいました。
本当にありがとうございます。大事に使わせていただきます・・☆

前回もそうでしたが、活動に参加させていただくと、
子供たちやプロジェクトに参加してくださった方々からこちらが元気をもらいます。
行くとこ行くとこ、「また来たいなぁ」と思ってしまいます。
機会ございましたら、是非また参加させていただければと思います。

Written by ボランティアスタッフ Sayako

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