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宮城現地チーム 鮪沢児童館

リアス式の海岸線の高台にある鮪沢児童館は、以前は保育所だった建物を利用した
施設です。館から見える海の景色は抜群。津波の影響がないままだったら、磯遊び、
釣りなどを楽しめる、長閑な避暑地といった雰囲気をもった場所でした。


当日は、8月とは思えぬほどの涼しさで、ワークショップも自然の風が心地よく吹き
抜ける部屋で、思い思いのハッピードールづくりを楽しむことができました。
大人グループは、手芸の本に載りそうなほどの、きっちりとした作品づくり。
型紙こそ使用しませんでしたが、布地に下描きをして、ステッチも完璧!
という仕上がりの完成度の高い作品ができあがりました。
こちらは、津波で家を流された方もたいへん多い地区とのこと。大人の女性たち
は、まるで日常の延長上のようにテーブルをかこみ、和気あいあいと話に花を咲かせつつ、
チクチク作業をエンジョイしておられたように感じられました。


子どもたちも、自分がイメージしたものを、さわることができる『モノ』として
つくりあげる時間を楽しんでいただけたように思います。
プロジェクト終了近く、参加者の方々が、何気なく使った布地などを
片づけていかれる姿などを見ると、年齢層が違う家族が一緒に暮らしている環境だと
伝わる土地柄を感じずにはいられなかったスタッフでありました。

written by 宮城現地スタッフ Osamu & Satomi

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