1_事務局メンバー

事務局メンバーからの活動報告です。

到着後早々に上空に雷が響き渡り、豪雨に見舞われました。太陽の光の差し込む中の豪雨。
仮設住宅に到着後、施設内を歩いていると偶然に以前、避難所での活動に参加してくれた女の子に遭遇!仮設住宅といっても、ここは、福島で一番大きな仮設住宅地。いくつもの土地に別れ、歩いてすべてを回るのはかなり困難な場所。
そんな中での偶然の再会に、少女も代表の高橋も大喜び!続けてゆくことの大切さを改めて実感し、笑顔で再会できた喜びを深く感じた瞬間でした。

豪雨の影響で、お家から外へ出してもらえない子もいた中元気いっぱいの少女たちが参加してくれました。
最初、雨の大きな音に怯え顔を強張らせていた少女。ハートのマスコットを作り終えても、口角はピクリとも動きません。
2つ目の大きなハートを作り始めてから、少し表情が和らぎ口を開くようになりました。

すると、元気いっぱいのリンカちゃんが、材料の綿を皆にむけて投げつけてきました!その後会場は、まるで修学旅行の枕投げ状態。少女たちならではのハイパーテンションで、大人たちも笑い顔。

そんな中、ふとさっきの強張っていた少女を見ると、満面の笑みで他の子ども達を追いかけて走り回っていました。
沢山の不安と、緊張感をもって生活している彼女たち。子どもならではの時間の過ごしかたで、変わる心持があれば素敵なことだと感じました。

AFHのスタッフが帰る頃には雨はあがり、また蒸し暑いいつもの福島県。

Written by Nao

上真野小学校

さあ!はじめるよ

あとは好きに描いてごらん

7月12日
南相馬市立上真野小学校に間借りしている、上真野臨時児童クラブを再訪した。

「こんにちはー!」私たちが教室に入るやいなや、パアッととびきりの笑顔が広がり、「わあ!会いたかったぁ。待っていたよぉ~。」と大歓迎してくれる女の子たち。
前回、帰り際に、「絶対また来てね!」と指切りをした子たちだ。それ以来ずっと、気になっていた。約束が果たせて本当によかった。

今日は、アーティストのMAYA MAXXさんと「夢のお絵描き会」。
今回の5日間遠征にボランティアで同行して下さっているMAYAさんの来訪を喜び、南相馬市教育委員会の横田さんが一連のプログラムに、こんなタイトルをつけてくれたのだ。

MAYA MAXXさんと一緒に絵が描けるなんて、本当に夢の時間だよ。子どもたちはまだ、気づいていないだろうけどね。

そして子どもたちはまた、思い切り楽しんでくれた。この笑顔を見ると、本当に疲れが吹き飛ぶ。

あれから1ヶ月余り経ち、この周辺も徐々に再生しているのを感じた。制限により放棄された田んぼや畑が茶色くひび割れ乾燥していたところに今や緑の雑草が元気いっぱい生い茂っている。
子どもたちや大人たちの表情も和らぎ、明るくなっている。そして子どもたちの描く絵には、ぐんぐん伸び広がる木の枝が描かれ、新芽が伸びはじめ、ピンクの花や青い種が生まれていた。

見えないものへの不安や困難はたくさんあるけれど、ここ南相馬で日常を送る子どもたちが、とにかく太陽を求めて伸びる植物のように、上を向いて元気に生きていったら大丈夫だと思った。

そして私たちは、この子どもたちを守るために、出来ることはなんでもしよう。
日々再生している。子どもたちの絵に希望を感じた。

Written by Masako

 

東京から約6時間のドライブの後、たどり着いた福島県南相馬市。

到着予定時間より早めに着いた我々でしたが、教室で待ち構えていた子ども達に囲まれ、
到着早々プログラムの開始となりました。

まずはクレヨン画で筆ならし。
ウサギからお花へと絵が変わり、空に大きな虹を描く子。
車から、迷路絵が展開してゆく子。

次は待ちに待った、絵の具を使ってのお絵かき!
MAYAさんの「手に絵の具をつけてごらん!」
という声と共に、教室は笑顔と歓声で大盛り上がり!!

大作を作り上げ、子ども達も先生も誇らしげ!
「またきてね~!」
入り口から身をのり出してお見送りをしてくれる子ども達。

帰り道、車で5分ほど行った場所には津波の影響で倒壊した家々が、あちらこちらで目についた。
今日出会えた、みんなの笑顔が思い出されて、彼らの逞しさを誇りに思った。

written by nao

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