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ARTS for HOPE MAYA MAXXさんと「夢のお絵描き会」

上真野小学校

さあ!はじめるよ

あとは好きに描いてごらん

7月12日
南相馬市立上真野小学校に間借りしている、上真野臨時児童クラブを再訪した。

「こんにちはー!」私たちが教室に入るやいなや、パアッととびきりの笑顔が広がり、「わあ!会いたかったぁ。待っていたよぉ~。」と大歓迎してくれる女の子たち。
前回、帰り際に、「絶対また来てね!」と指切りをした子たちだ。それ以来ずっと、気になっていた。約束が果たせて本当によかった。

今日は、アーティストのMAYA MAXXさんと「夢のお絵描き会」。
今回の5日間遠征にボランティアで同行して下さっているMAYAさんの来訪を喜び、南相馬市教育委員会の横田さんが一連のプログラムに、こんなタイトルをつけてくれたのだ。

MAYA MAXXさんと一緒に絵が描けるなんて、本当に夢の時間だよ。子どもたちはまだ、気づいていないだろうけどね。

そして子どもたちはまた、思い切り楽しんでくれた。この笑顔を見ると、本当に疲れが吹き飛ぶ。

あれから1ヶ月余り経ち、この周辺も徐々に再生しているのを感じた。制限により放棄された田んぼや畑が茶色くひび割れ乾燥していたところに今や緑の雑草が元気いっぱい生い茂っている。
子どもたちや大人たちの表情も和らぎ、明るくなっている。そして子どもたちの描く絵には、ぐんぐん伸び広がる木の枝が描かれ、新芽が伸びはじめ、ピンクの花や青い種が生まれていた。

見えないものへの不安や困難はたくさんあるけれど、ここ南相馬で日常を送る子どもたちが、とにかく太陽を求めて伸びる植物のように、上を向いて元気に生きていったら大丈夫だと思った。

そして私たちは、この子どもたちを守るために、出来ることはなんでもしよう。
日々再生している。子どもたちの絵に希望を感じた。

Written by Masako

 

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