3_ボランティアスタッフ

ボランティアスタッフによる活動報告です。

あの日、会社の事務所にいた。
身近のものが、ひっくり返り、壊れた。
テレビのニュースは、どこか遠い国のことのようだった。
あまりのことに現実感が無い

そしてここには現実があった。

見渡す限りの荒野。
流された神社。
倒れた墓石。
飛び交うハエ。
腐臭

絵の具まみれの子どもを抱きかかえる。そのからだの、重みと温もりは現実だった。

Written by ボランティアスタッフ Jun

何かできないかと思いつつも何もなかなか行動に移せませんでしたが、
思い切って飛び込んでみてやはり参加できて良かったという思いで
一杯です。

液体の絵の具を使ったときの盛り上がりはすごかったですね。
本当に楽しそうな子供たちをみているとこちらまで楽しくなって
しまいました。

午後のプログラムは男性の私にとってはあまり手を出せない内容
でしたが、一緒に参加してくれたボランティアの川畑さんが
一生懸命やってくれていたのでとても嬉しかったです。

最初は子供たちが作るのをお母さんたちはそばで見ていたのに、
気がつくとお母さんやおばあちゃんが子供たちはほったらかしで
夢中で針を使っているのを見て、こうやってほんのひと時でも
現実を忘れて何かに没頭する時間を持つことも必要なんだな
と思いました。

門脇中学校を出たあと気仙沼と陸前高田に行きました。
夕方になっていましたが、被災した街の中を歩きながら言葉が
ありませんでした。(本当に文字にはできないです。)

人の営みがこんな風に壊されてしまう悲しさや怖さを感じて、
避難所にいらしゃった方々のご苦労を改めて感じました。

また時間を作ってARTS for HOPEの活動もお手伝いに行きたい
と思っています。

Written by ボランティアスタッフ N.T

宮城では貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
被災地の方々と少しの時間でしたが触れ合い、
今回の震災が及ぼす影響の大きさを肌で感じる機会となりました。
特に避難所で生活する方々の様子は、東京にいる私には
報道による限られた情報しかありませんでしたが、
実際に足を運んで見ると言葉や映像では伝わらない過酷な空気に圧倒されました。
きっと子供たちもたくさんの我慢を強いられているのでしょうが、
プログラムが始まると「ポーチを作りたい」「リボンがいっぱい欲しい」
「どうやるの?教えて」と次々に話しかけて来る子供たちの楽しそうな
笑顔がとても印象的でした。
物資や義援金だけではなく、こころに寄り添うARTS for HOPEの活動に
大きな意義を感じる瞬間でした。

Written by ボランティアスタッフ Chiemi

« Older entries    Newer entries »

ページのトップへ