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確かな現実

あの日、会社の事務所にいた。
身近のものが、ひっくり返り、壊れた。
テレビのニュースは、どこか遠い国のことのようだった。
あまりのことに現実感が無い

そしてここには現実があった。

見渡す限りの荒野。
流された神社。
倒れた墓石。
飛び交うハエ。
腐臭

絵の具まみれの子どもを抱きかかえる。そのからだの、重みと温もりは現実だった。

Written by ボランティアスタッフ Jun

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