福島県

福島県で開催されたプログラム

 久之浜沿岸地域

 消防車が横倒しにつぶれていた

 久之浜の荒涼たる海岸線

いわき市の避難所、湯本高校を訪れる前に、
どうしても久之浜の状態を見ておきたかった。

久之浜からの被災者はなぜか、いわき市各地18ヶ所にバラバラに
避難しているようだった。
そして湯本高校は久之浜からの避難者が最も多い避難所だった。

そこは海が目の前の絶景。
どんなにか美しい、のどかな海浜地帯であったことだろう。

                       小名浜周辺の被災地

いわき市沿岸も壊滅状態だった。

これだけ激しい力で襲ってきた津波や地震を前に

どれほどの恐怖を味わったことだろう。

前日のプログラムに参加したお母さんは、腕に10本くらい黒い輪ゴムをはめていた。

「それで、みんなの髪を結ってあげるのですか?」と尋ねると、

「身を守るおまじないなの」と答えてくれた。

その後、子どもが体をゆすってガタガタ揺れた時、

彼女は「地震?!」と急に顔をこわばらせて身を伏せようとした。

恐怖のトラウマに、まだ捉えられたままなのだ。

ましてや子どもの恐怖と不安感はいかばかりか!



それでも子どもたちは実にけなげだ。

親や大人を励ますのは自分の役割と感知しているように

前向きの言動で周辺に光を射している。

written by Masako


湯本高校をようやく探し当て、校門から坂を上がっていくと

道路が地震で陥没していた!

とにかく気を取り直して、避難場所の体育館へ向かう。

中に入ると、避難所の係りの皆さんが温かく迎えてくださった。

ここでは、体育館中ほどの空きスペースに毛布を敷いてスタンバイ。

机や椅子があまりないとのことで、車座になって始めた。

ちょっとしたピクニック気分!


だから、こんなにリラックス                             この赤ちゃんはみんなのアイドル

久之浜から避難されてきた方は、沈んだ目でじっと見つめ、

全て流されてなんにも無くなってしまったことを語った。

どこの避難所でも、繰り返し、このように被災の話を聞いた。

全てが一瞬で消えてしまった現実は、そう簡単に受け入れられるものではない。

繰り返し話すことで、自ら納得し、自分と折り合いをつけていく、

そんな作業をしているように見受けられた。

プログラムが終わって帰るころには、

微笑んだり、はしゃいだり、

みんな生き生きして見えた。

避難所の責任者にご挨拶して失礼しようとすると、

「子どもたちが久しぶりに集中して、楽しそうに作っていました。

ありがとうございました。またいらしてくださいね!」

と仰ってくださった。

なにかほっとして、湯本高校を後にした。

written by Masako

寝袋からおはよう!

猫の赤ちゃんが生まれた!

 

昨晩は体を伸ばして眠れた。

なんという幸せ!
宮城の現地リーダーの一人、小関さん宅の3階を占拠させて頂き、
寝袋で安眠させていただいたのだ。
前回もお言葉に甘え、ご厄介にならせていただいた。

その時、お腹が大きかった猫のチエちゃんが
赤ちゃんを産んでいた。
小さいのがうにょうにょ5匹もいる。

か、かわゆい。
みんなで代わる代わる何度も覗き込んだ。

やはり新しい命はみんなを幸せにする。

本日のメンバー

スクールカウンセラーの神田さん、事務局の若林さんとゆいちゃん

宮城の地域リーダーの高橋里実さん、朋江さん、小関さん

神田先生といると安心するね!

里実先生ったら冗談ばっかり

 

そうして、わいわい始まった。

みんななに作ってるのかな?

とも

まりなちゃんのメッセージ

みんながんばろう!

かならずいい事がおきるよ!

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written by Masako

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