8月 2011

先日、ボランテュアに参加させて頂いた、カメラマンの小倉と申します。

物や出来事を見て、自分なりの解釈で写真にして伝えるのが仕事ではありますが、報道カメラマンではありませんし、普段の自分の仕事では、出版や広告の為の撮影をしていて、対象にしているものが、贅沢な物や奇麗に飾り付けた物ばかりの商業写真です。


今回のボランティアに同行して見て来た光景は、映像では今までもさんざん見て来ていましたが、実際、現場に立ってみると、数ヶ月経って、当初より奇麗になったとはいえ、寸断されて工事中の道や、想像を絶する程の瓦礫の山、すべての物や人々が無差別にあってしまった被害の残酷さに圧倒され、最初に入って行った、方々の苦労は大変なものであったでしょうし、震災前の日常が、いかに満たされて平和であったのか、自分に直接降り掛かっていたらどうなっていたのか、色々と考えさせられました。
状況を伝える為に、許された条件の中ではありますが、丁寧に分かりやすく撮影したつもりです。

自分も、また機会を作って活動に参加したいと思いますし、まだまだ続けて支援していく必要性を強く感じました。

亡くなった方のご冥福と、被害に遭われた方々が早く安心出来る生活に戻れる事を祈ります。

written by ボランティアスタッフ Ogura

あの日、会社の事務所にいた。
身近のものが、ひっくり返り、壊れた。
テレビのニュースは、どこか遠い国のことのようだった。
あまりのことに現実感が無い

そしてここには現実があった。

見渡す限りの荒野。
流された神社。
倒れた墓石。
飛び交うハエ。
腐臭

絵の具まみれの子どもを抱きかかえる。そのからだの、重みと温もりは現実だった。

Written by ボランティアスタッフ Jun

何かできないかと思いつつも何もなかなか行動に移せませんでしたが、
思い切って飛び込んでみてやはり参加できて良かったという思いで
一杯です。

液体の絵の具を使ったときの盛り上がりはすごかったですね。
本当に楽しそうな子供たちをみているとこちらまで楽しくなって
しまいました。

午後のプログラムは男性の私にとってはあまり手を出せない内容
でしたが、一緒に参加してくれたボランティアの川畑さんが
一生懸命やってくれていたのでとても嬉しかったです。

最初は子供たちが作るのをお母さんたちはそばで見ていたのに、
気がつくとお母さんやおばあちゃんが子供たちはほったらかしで
夢中で針を使っているのを見て、こうやってほんのひと時でも
現実を忘れて何かに没頭する時間を持つことも必要なんだな
と思いました。

門脇中学校を出たあと気仙沼と陸前高田に行きました。
夕方になっていましたが、被災した街の中を歩きながら言葉が
ありませんでした。(本当に文字にはできないです。)

人の営みがこんな風に壊されてしまう悲しさや怖さを感じて、
避難所にいらしゃった方々のご苦労を改めて感じました。

また時間を作ってARTS for HOPEの活動もお手伝いに行きたい
と思っています。

Written by ボランティアスタッフ N.T

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